その昔テレビゲームと言えば、「子供の遊び」という認識でした。しかし昨今では社会のオンライン化が進んだことにより大人でも楽しめるゲームが続々と登場したことによって、オンライン、オフラインに関わらずゲームというのはもはや子供だけの遊びではなくなりました。

最近のオンラインゲームでは「プロ」と呼ばれる人たちも現れています。プロのスポーツ選手と同じく世界で行われるゲーム大会の賞金やスポンサーとの契約料だけで身を立てる彼らは、ゲーム好きなプレイヤー達の憧れとなっています。

<プロゲーマーが活躍する世界とは>

プロと呼ばれるプレイヤーがその身を置く世界はエレクトリックスポーツと言われ「e-Sports」とも呼ばれています。ビデオゲームで競い合うという、今までにないジャンルですが先進国の中には正式なスポーツ競技として扱う国もあるほど近年その認知度が高まっています。

e-Sportsでは高度な操作技術が必要とされ、対人ゲームが競技の基本となります。世界では「FPS」と「RTS」と呼ばれるジャンルの採用が主流となっており、日本人には馴染み深い格闘ゲームはその次に位置しています。

<FPSとRTSとはどんなシステムなのか>

世界開催されるe-Sportsの大会ではFPSとRTSと呼ばれるシステムを持つゲームを主に採用しています。FPSは「ファーストパーソン・シューティングゲーム」といい、主人公の視点で進むアクションゲームのことを指します。主人公の視点で進めるため、画面にはプレイヤーが操作するキャラクターの腕や持っている武器のみが表示されます。

またRTSは「リアルタイムストラテジー」を略したもので、戦略型ゲームをリアルタイムで進めていくタイプのゲームを指します。主人公が兵士となって戦うFPSとは違い、プレイヤーは指揮官などを第三者の視点で操作し、戦うキャラクターに指示を与えて敵を殲滅させるという展開が特徴です。

日本では『タイムクライシス4』や『ロードモナーク』といったタイトルがそれぞれFPSとRTSに近い仕様のものになります。

<日本のプロゲーマーを取り巻く環境>

日本では「ゲーム=娯楽」と考える風潮が強いためか、ゲーム一本で生計を立てるプレイヤーは存在しませんでした。また日本ではe-Sportsで採用されているゲームのプレイ人口そのものが少ないということもあり、プロを目指すも対戦相手がいないという現状や資金難などから活動の限界を感じてプロになることを諦めてしまう方がほとんどでした。

そんな日本のプロゲーマー達を取り巻く環境が急激に変化しようとしています。2015年日本で始めて給与制のプロゲーミングチームが誕生し、現在このチームでは7人の選手がシェアハウスで共同生活を送りながら日々そのゲームスキルを磨いています。

スポンサーがつきチーム戦で戦う彼らは、スタメンとサブの選手には分かれるものの2年の契約を会社と結び毎月給与を得ています。しかし成績が悪かったり成長が見込めない場合にはスタメンを外されたり最悪契約を解除されることもあるということです。

また、とある専門学校ではプロゲーマーを育成する専攻コースが開校するということで注目されています。日本でもe-Sportsがようやく認知されてきたことで今後のプロゲーマー達を取り巻く環境は大きく変化していくのではないでしょか。

世界では優勝賞金が数千万から1億にまでなる大会があるe-Sports。日本で行われる大会も年々その優勝賞金の金額が増えていると言いますが、まだまだ世界的な大会といえるほど大規模な大会は開催されていません。 ゲームの技術だけで世界と戦っていくプロゲーマー達の姿はゲーム好きのプレイヤーにとって憧れの存在なのです。