インターネットでオンラインゲームのタイトルを検索すると「RMT」という文字を見かけることがあります。しかしこのRMTという行為は、不正ツールの蔓延やゲームそのものの崩壊を招く可能性が高いことから日本のオンラインゲームのタイトルでは規約で禁じられているものがほとんどです。RMTを禁止しているタイトルでのRMT行為は規約違反となり、最悪アカウントの停止にもなりますので絶対に行なわないようにしましょう。

<RMTとは何?>

RMTとはリアル・マネー・トレーディングの略で、ゲーム内の通貨やアイテムを現実の金銭を用いて売買する方法です。「プレイ時間を短縮して強いキャラクターを造りたい」といった欲望はゲームをプレイするプレイヤーには少なからずあるものです。そうしたユーザーをターゲットとするRMTの専門業者はインターネット上に数多く存在し、その市場規模は年々増大しているそうです。

海外ではこのRMTをゲームに盛り込んでいるタイトルもあることから世界的に見れば一般的な行為とみられていますが、日本で運営されているほとんどのゲームでは利用規約によってRMT行為は全面的に禁止されています。

<RMTが禁止されているワケ>

日本でRMTが禁止されている理由は「日本で運営されているオンラインゲームのほとんどがRMTを想定して開発されたものではない」からです。RMTを想定しているゲームとそうでないゲームとでは仮想通貨に対する価値や不正に対するセキュリティーのかけ方が大きく異なってきます。

例えばRMTを想定して作られているゲームではRMTは決められた場所(専用サーバー)でしかできませんし、RMTを目的として現れるBOTと呼ばれる自動ツールなどを使った不正行為も予め予測された上で製作されているので、ゲームのセキュリティーや不正対策も十分に行なわれています。

対してRMTを想定していないゲームの場合RMT目的の不正行為に対しての対策が取られていないため、新たにプログラムを開発して対処することになりますがイタチごっことなることが多いのが現状です。

対策プログラムの開発によるコストの増加とRMT目的とした不正行為の横行によって一般プレイヤーの数が減少することは、アイテムの販売で収益を上げているゲームの運営企業にとっては大きなリスクとなります。そのためRMTを想定していないゲームではこの行為を利用規約で禁止しているのです。

<RMTで使用されるBOTとは?>

BOTというのは「ロボット」の略称であり、ゲームで使われる場合にはAIプレイヤーとも呼ばれます。 AIという名前の通りコンピュータープログラムよって操作されるキャラクターの事ですが、このBOTを利用してゲームをプレイする行為は多くのプレイヤーから嫌われています。

オンラインゲームにおけるBOTの使用は非常に問題視されていて、BOTが大量にゲーム内に現れたためにゲームサーバーに多大な負荷が掛って通信トラブルを引き起こしたり、他のプレイヤーの行動を制限したりと多くの人に迷惑をかけている存在です。

RMTを目的としたプレイヤーは主にこのBOTツールを使ってゲーム内で活動していくのですが、このBOTツールが原因で一般プレイヤーのアカウントを盗まれる被害というのも発生しています。

RMTが認められていないゲームでRMTを行なうと、ゲーム内の経済活動のバランスを大きく崩す要因となります。またRMT目的のBOTの発生によってゲームサーバーの停止やアカウントの盗難を誘発することにもなりかねません。RMTをしたいのであれば、それが認められているゲームを選ぶべきです。利用規約を無視した行為はアカウント停止の対象にもなりますので注意しましょう。