2016年に生産30周年を迎えた国民的RPGシリーズ「ドラゴンクエスト」。発売されるたびに記録的な売り上げとなる超人気タイトルです。多くのスピンオフ作品もリリースされており、日本のゲーム好きでその名を知らないという人はいないでしょう。

そんなドラゴンクエストシリーズですが、オンラインゲームとしてリリースされていることをご存知ですか?「選ばれし勇者になりきり、世界を救う」というイメージが強いドラゴンクエストですが、オンラインのタイトルがあることは知らない人が多いかもしれません。今回はスクウェア・エニックスより発売されている「ドラゴンクエストXオンライン」について簡単に紹介させていただきます。

<10年遊べるドラゴンクエスト>

「ドラゴンクエストXオンライン」は、スクウェア・エニックスが発売しているオンラインゲームです。2012年から正式なサービスを開始しました。当初はWii版のみの発売でしたが、2016年時点では、Wii U版、3DS版、dゲーム版、Windows版がリリースされており、今後はPS4でのサービスも予定されています。

「たった一人の勇者となり、世界を救う」という従来のドラクエのイメージからオンラインとの親和性が懸念されていましたが、ゼネラルディレクター堀井雄二氏、キャラクターデザイン鳥山明氏、音楽すぎやまこういち氏というドラクエ三賢人の力により、オンラインでありながら「ドラクエ」というブランドのイメージを崩さない作品に仕上がっています。国内での累計売り上げは100万本を超えており、これはオンラインゲームとしては驚異的な数字です。

Ver.1としてリリースされた「目覚めし五つの種族」以降も「眠れる勇者と導きの盟友」、 「いにしえの竜の伝承」といった追加ディスクがリリースされています。10週おきの大型アップデートや頻繁に行われる細かな更新でプレイヤーを飽きさせません。スクウェア・エニックスはドラゴンクエストXを「10年遊べるドラゴンクエスト」と謳っています。

<皆のドラクエ世界がオンラインでつながる>

ドラゴンクエストXの世界となる「アストルティア」では、4人のパーティーを組み冒険を進めていきます。自分以外に3人の仲間が必要ですが、このメンバーは同じ世界を冒険している他のプレイヤーから集めることになります。集まったメンバーと共通のクエストを攻略したり、だれかのクエストを手伝ったりするのがドラクエ10の世界です。

武器やアイテムの購入にはバザーを利用します。アストルティアにいるプレイヤーは、さまざまな「職人」になりアイテムを生み出します。生み出したアイテムをバザーに出品することによって、ゴールドを稼いでいくのです。職人がアイテムを作るためには素材となるアイテムや職人の道具が必要となり、これらもまた他のプレイヤーによって売られています。アストルティアでは、一つの経済のようなものが出来上がっているのです。

2016年時点ではまだ未実装ですが、目玉コンテンツとして「アストルティア学園」の開校が発表されています。アストルティアの中で学校を作ってしまおうという試みです。ステータスを上げたり、魔王を倒したりするだけではなく、他のプレイヤーと集まり、仮想の学び舎にて語らう。そんなコンテンツになることが予想されます。

ドラクエ10のコンテンツは膨大な数になり、そのすべてをここで紹介することはできません。オフラインゲームとして数々の名作を残してきたドラゴンクエストシリーズですが、オンラインにおいてもその風合いは失っていません。ドラクエファンなら楽しめる内容となっていますので、ぜひプレイしてみてください。